転職にかかる期間は?メディカルドクターになるまでの流れ

メディカルドクターへの転職は3~4ヶ月かかる

MDへの転職には最低でも約1~2か月の期間が掛かります。転職先を探すだけではなく、現職を辞めるために上司に報告したり後任の医師への業務引継ぎ、退職の事務手続きに掛かる時間、さらに転職先との面接、入職に当たっての条件交渉など、転職に関わる手続きや業務はかなり煩雑で、思った以上の時間が必要なケースも多々あります。

転職に関するイベントを確実にこなし、現職の同僚や上司に迷惑を掛けない形で退職するためにはそれなりの期間をおかなければなりません。転職には最低でも1~2か月掛かりますが、準備期間なども入れて約3~4か月は必要と考えておいてください。

転職先は一般企業である製薬会社。医療機関に転職する気分で(先生気取り/上から目線)面接に臨むと失敗する可能性もあります。準備期間中に、一般企業向けの十分な面接対策や履歴書・CV(英文履歴書)などの作成を行いましょう。

転職の流れ

製薬会社に転職するためには、一体どのようなプロセスを経なければならないのでしょうか?ここでは転職の流れについてまとめています。

①製薬会社へ問い合わせ

製薬会社にMDとして転職するためには、まず求人情報や求人情報を出している製薬会社に関する情報を収集しなければなりません。ですが忙しい医師の場合、これら情報を収集する時間がない方も少なくありません。

そこで医師専門の転職支援サイトに(無料)登録し、専任のコンサルタントに情報収集や事務連絡などのフォローをお願いする先生が増えています。もし転職支援サイトに登録すれば、コンサルタントが医師の希望条件やキャリア、スキルなどを細かくヒアリングして「コンサルタントが直接製薬会社に問い合わせ」を行います。

一般的には「求人情報を公開している製薬会社の情報を集めて医師に紹介する」と思いがちですが、転職支援サイトではコンサルタントが直接、製薬会社に医師を紹介します。もちろんすぐに成功するわけではないので複数の企業に打診し、企業側が医師に興味を持った場合に②の書類選考に進みます。

②書類選考

製薬会社の書類選考には、履歴書とCV(英文履歴書)などの選考に必要な書類が必要です。これら選考書類は普段から医師が書き慣れないものだけに、作成には時間が掛かる可能性大。そのため、書き方の指導や添削などをコンサルタントが担当してくれる転職支援サービスを積極的に利用しましょう。

好印象を与える書類の書き方の他にも、志望動機などもかなり重要です。臨床医を辞めてMDになるわけですから「土日がお休みだから/給与が高そう」程度の動機では確実に不採用になってしまいます。

転職支援サイトでは医師のMDへの転職を幾度となくサポートしていますので、企業側が納得出来るような(面接に進みやすい)志望動機や製薬会社へ入職後に実現したい事などをアドバイスしてくれます。

③面接

製薬会社は一般企業のため、医療機関での面接のような調子で臨むと失敗する可能性が高くなります。医療機関の場合、特に医師不足が深刻なエリアでは「面接は形だけ、顔みせだけ」と言うケースも決して珍しくありませんし、医師は「先生」と呼ばれ大事に扱われる事も多いです。

ところが製薬会社は利潤を追求する一般企業ですので、会社の役に立たない人材は例え医師であっても「必要ない」と判断されてしまいます。医師だからと言って特別扱いはありません。面接の場でありながらだらしない服装や派手なメイク、白衣姿など「非常識」と思われる服装で臨むと不採用になってしまう可能性が高くなります。

そこで転職支援サイトのコンサルタントから、当日の服装やメイク、持ち物、髪型など細かい点までアドバイスをもらい、受け答えについても事前に練習する必要があります。

製薬会社により何を重視するかに差がありますので、質問内容も当然変わってきます。コンサルタントは過去の製薬会社別の面接内容を把握していますので、製薬会社に合った受け答えのアドバイスにも対応可能です。

不安な点は出来るだけ早めに解消しておくのが採用への鍵。分からない事・不安な事は遠慮なくコンサルタントに聞き解消しておきましょう。

面接での注意点としては外資系製薬会社のケース。外資は英語が話せないと仕事になりませんので、面接が英語で行われるケースもあるようです。TOEICで高得点が叩き出せる医師でも「いざ外国人との会話」となると詰まってしまう方もいます。英語での面接が予定されている場合は、事前に英会話教室などで練習しておく必要がありそうです。

④内定

書類選考や面接をパスすると、正式に製薬会社から内定が出ます。入職条件などはコンサルタントが企業側と調整してくれますが、入職に当たって条件面は再度確認しておく事をお薦めします。

入職後に「言った・いや言わない」を防止するためにも、入職条件をまとめた書類をコンサルタントに作成してもらい、会社と医師との署名を入れておくと安心です。入職条件の認識のズレが意外と多く、あとで揉めるケースもあります。

医療機関への転職スケジュールとは大きく異なる

医師が医療機関へ転職する場合のスケジュールは以下の通りです。

  1. 求人情報を収集(転職支援サービスへの登録)
  2. コンサルタントから紹介された医療機関のチェック・応募
  3. 見学や面接の実施
  4. 内定・入職条件確認
  5. 前職の退職/入職の準備

医療機関の場合製薬会社の応募とは違い、面接の前に病院見学が実施出来るケースもありますし、英文による履歴書を準備する必要はありません。また求人が多いためすぐに条件に合う医療機関が見つかる事も多く、その気になれば転職先を数週間で見つける事も可能です。

ところが製薬会社の場合は求人自体が少ないため、求人情報を集めて紹介するまでに時間が掛かります。また面接も1度ではなく2~3度行う事も珍しくありません。医師が医療機関に転職するようにスムーズに行かない事も多々あります。

製薬会社への転職は医療機関への転職スケジュールとは大きく異なりますので、転職のプロにサポートしてもらうのが最善の道。コンサルタントのアドバイスに従い、ベストを尽くす事が成功への鍵になります。